Nittoグループは人権を大切にする企業でありたいとの考えのもと、「Nittoグループ人権基本方針」において、性同一性や表現・性的指向による差別的な取り扱いのない職場環境づくりに努めることを宣言しています。多様な人財が安心して活躍できる会社となるよう、LGBTQへの理解促進に取組み、ライフイベント関連の制度適用の検討なども進めています。

理解促進に向けた活動

2023年6月には、Nittoが参画しているダイバーシティ西日本勉強会^※1主催のLGBTQセミナー「LGBTQを知ろう～声を聞く、思いにふれる」を人財育成とR&Dとが融合した施設・inovas（大阪府茨木市）で開催しました。LGBTQについて当事者の方の話を聞くことで、知識や理解を深め、個人または企業として可能な支援を考える機会を提供し、ハラスメントを防止するとともにアライ^※2を増やすことを目的とし、社内外含めて多くの方にご参加いただきました。

※1ダイバーシティ西日本勉強会・・・関西に所在する企業のダイバーシティ推進担当者が集い、アイデアや課題を共有し、各企業内および行政に働きかけを行う勉強会のこと
※2アライ・・・LGBTQなどを理解し支援する人たちのこと

Nittoグループでは、多様な価値観や感性を有効に活⽤するために、国内外のグループ会社とも密に連携しており、積極的な採⽤や交流を深めています。海外の⼤学⽣や⽇本への留学⽣の採⽤も強化しており、グローバル⾊豊かな⼈員構成が形成されつつあります。今後は国内外の⼤学との連携をさらに深めるとともに、海外居住者の採⽤も積極的に⾏うなど、より若⼿層の⼈財強化と組織の多様性を⾼めてまいります。

外国籍人財が入社後に働きやすい環境となるような取組み

外国籍⼈財や上⻑、受け⼊れ部署の先輩を対象として、異⽂化理解の研修や⼈事担当者との⾯談を実施しています。また、外国籍⼈財同⼠が気軽に情報交換できるコミュニケーションツールを設置するなど、定着に向けた取組みも活発化しています。

雇用延長

Nittoグループの日本エリアでは、60歳での定年退職後においても健康で意欲のある方については、長年の会社生活における経験や豊富な知識を有効に発揮できる適所適材の配置を行い、モチベーション⾼く就業できるような環境を整えており、近年では定年退職者の約8割が継続して就業しています。

キャリアデザイン研修

定年後を含めたキャリアの⽅向性について社員⼀⼈ひとりが⾃ら考え、⾃律的なキャリア形成を⽀援するために、ミドル・シニア層の社員に対してキャリアデザイン研修を実施しています。

ライフプランを設計するうえでの基本知識を習得し、個々の社員が定年後も⾒据えて今後のキャリア選択の節⽬を迎えられるよう⽀援しています。

ミドル・シニア人財版ジョブポスティング

ミドル・シニア世代を対象とした従業員に対し2022年度よりミドル・シニア人財版ジョブポスティングをスタート。50歳以上のベテラン社員が、社内イントラネットに掲載された募集部署に対し本人と募集部署の面談を通じマッチングすれば希望する部署への異動が可能となります。