Nittoグループは、社会課題の解決と経済価値の創造の両立を実現するため、2019年にサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)を特定しました。その後、世界的にサステナビリティやESG(環境・社会・ガバナンス)の重要性が高まるなど外部環境の変化がみられる中、Nittoグループは、ESGを経営の中心に置くという方針を明確にしました。そこで、地球環境や人類・社会、世の中にとって「なくてはならない」存在として、持続的な成長をさらに加速させるために、マテリアリティを見直しました。
このマテリアリティは、自社およびステークホルダー(環境・社会)に影響する長期的な課題から重要性が高い項目を抽出・特定しています。取り組みにあたっては、それぞれの課題におけるリスクと機会を認識し、事業計画へ反映しています。
マテリアリティ | リスク | 機会 | 実行内容 | KPI/2030年目標 |
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脱炭素社会の実現 |
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GHG排出の削減 | CO2 排出量 400kton/年 |
循環型社会の実現 |
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原材料、エネルギー、廃棄物の循環促進 |
廃プラスチックリサイクル率 60% サステナブル材料使用率 30% |
生物多様性の保全 |
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大気、水、土壌の汚染防止 | (社内KPIにて管理中) |
PlanetFlags™の創出 |
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脱炭素・資源循環ソリューションの提供 ネイチャーポジティブ製品の提供 |
PlanetFlags™/HumanFlags™ カテゴリ売上高比率 50%以上 |
マテリアリティ | リスク | 機会 | 実行内容 | KPI/2030年目標 |
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安全なモノづくり |
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労働環境の改善 製品の安全性・品質向上 |
(社内KPIにて管理中) |
多様な人財の活躍 |
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チャレンジする人財の獲得・育成 DE&I の推進 |
女性リーダー比率 30% エンゲージメントスコア 85 チャレンジ比率 85% |
人権の支持と尊重 |
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人権デューディリジェンスの推進 | (社内KPIにて管理中) |
サプライチェーンの強靭化 |
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持続可能な調達慣行 | (社内KPIにて管理中) |
HumanFlags™の創出 |
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デジタル社会を推進する製品の提供 快適で安心な生活につながる製品の提供 健やかな暮らしを支える製品の提供 |
PlanetFlags™/HumanFlags™ カテゴリ売上高比率 50%以上 |
マテリアリティ | リスク | 機会 | 実行内容 | KPI/2030年目標 |
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経営の安全性向上 |
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コンプライアンスの遵守 安全・品質文化の構築 情報セキュリティ管理の推進 |
(社内KPIにて管理中) |
マテリアリティ分析で特定したリスク(中・長期的リスク)は、事業リスクおよび業務リスク(短期的リスク)に統合しており、経営者が投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると認識した主要なリスクとして管理しています。(事業等のリスク参照)
マテリアリティのKPIは、短期的リスクの指標としても管理しており、毎月進捗状況を把握するとともに、経営戦略会議への報告を行っています。