基幹技術
価値創造のための未財務の価値の一つ、商品やサービスの差別化の源泉。この技術をもとに事業が構成されている。周辺技術の起点となっている。
Nittoグループは、創業以来培ってきた
基幹技術を複合・発展させることで、
多様な技術へと拡張し、
幅広い製品・サービスを展開しています。
ここではその基幹技術についてご紹介いたします。
Nittoの基幹技術は事業の根幹を担う技術として、
Nittoグループを支えてきました。
わたしたちが創造する「なくてはならない」製品は、
Nittoグループの技術や強みを活かせる
「デジタルインターフェース」「パワー&モビリティ」
「ヒューマンライフ」の分野や、それぞれの交わる領域で
基幹技術を掛け合わせることによって開発されています。
当初4つだった基幹技術は、20~30年の時を経て8つの基幹技術へと変化し、事業を通じてその周辺技術(※)を拡張し続けています。※周辺技術:基幹技術から派生する比較的小さな単位の技術のこと
※実使用環境下で動的かつ3次元的に評価・分析すること
価値創造のための未財務の価値の一つ、商品やサービスの差別化の源泉。この技術をもとに事業が構成されている。周辺技術の起点となっている。
基幹技術から派生する比較的小さな単位の技術。ひとつの周辺技術から別の派生が広がれば、将来、基幹技術に発展する可能性がある。
競争優位へ直接影響はしないが、Nittoの事業遂行に必要な共通技術。
Nittoの源流とも言える基幹技術です。屋外での長期間使用が前提で高い耐久性が必要とされる建築や自動車、精密さが要求されるエレクトロニクス、デリケートな肌に使用する医療分野など、様々な分野において「つける」「剥がす」で貢献しています。
特殊なフィルムを使用して、光を反射、散乱、屈折、特定の波長だけを透過させるなど、自在に操る技術です。テレビやパソコン、スマートフォン、耐久性の必要な車載ディスプレーにも活用されています。
フィルム上に様々な機能を持つ薄膜を形成する技術です。Nittoでは、ロール状のフィルムを繰り出して巻き取る間に製膜するRoll to Rollプロセスを得意としています。有機物をサブミクロン単位の厚みで塗る精密塗工に加え、無機物をナノレベルで成膜するスパッタや蒸着などの幅広い技術を有しています。
導電材料と絶縁材料を組み合わせ微細な電気回路を作成する技術です。Nittoの場合、金属基板上に精密な回路を形成することを得意としています。また、電気回路と光回路を組合せて、信号を送る速度を飛躍的に高める技術にも特徴があります。
様々なものが混じり合った混合物から、必要なものだけを分離して取り出す技術です。海水から真水を取り出したり、廃液から有価物を取り出したりします。近年は気体の分離にも取り組んでおり、CO2の分離・回収など地球環境の保全にも貢献していきます。
必要な機能に合わせて空隙構造を設計・形成する技術です。振動や音の低減、衝撃を緩和することなどに加え、材料の電気的な特性を変化させたり、吸着特性をコントロールすることができます。
4種類の化合物からなる核酸を、決められた配列に合成する技術です。適切な配列を設計することで、がん細胞やウイルスの遺伝子に直接作用する医薬品に応用されます。Nittoは、製薬会社の要望通りの配列で合成する技術に加えて、自社医薬品として配列を設計する技術も有しています。
DDS:Drug Delivery System(ドラッグ デリバリー システム)。体内に入る薬の量を調節したり、特定の臓器や細胞、遺伝子だけに薬が届くようにしたりする技術です。薬の効果を高めることや副作用を低減することなどを目的としています。
Nittoは基幹技術から拡張した
無数の周辺技術を組み合わせることで、
さまざまな製品を生み出しています。
技術の組み合わせによってどのような製品があるのか、
次のページでより詳しくご覧いただけます。