Nittoグループは、ESG(環境・社会・ガバナンス)を経営の中心に置き、社会課題の解決と経済価値の創造の両立を目指しています。地球温暖化を中心とした気候変動は、人類共通の課題であり、豊かな地球を次世代へ承継していくためにも、解決していく必要があります。
東北事業所の新工場は、化石燃料を使用しないCO2ゼロエミッション工場としてNittoグループの脱炭素を先導して生産稼働を開始します。具体的には、既設のソーラーパネルを1,500KWに倍増し、休日に発電した余剰電力を利用してグリーン水素を製造し水素タンクに貯蔵することが可能になります。また従来の化石燃料を用いた蒸気ボイラーに代わり、水素ガスを燃料とした蒸気ボイラーを導入しました。大量の液化水素を使用して水素ガスを製造し、蒸気ボイラーを稼働させる本取り組みは国内初の取り組みになります。
Nittoグループは、創出したエネルギーを無駄なく活用する環境技術とグリーンエネルギーの活用を通じて、脱炭素社会の実現に向けた活動を加速してまいります。
<東北事業所について>
東北事業所は1977年3月に操業を開始し、NittoPhase™※2などの核酸医薬関連製品、医薬品、医療衛生材料等の製造を行っています。東北事業所内に竣工した新工場は、NittoPhase™の増産を目的に「ヒトと環境にやさしいサスティナブル工場」を掲げ、高品質かつ安全性を確保しながら高い生産性を実現し、将来拡張性を備えた核酸医薬関連製品の最新工場です。環境への取り組みでは太陽光発電による余剰電力の水素変換と水素ボイラー導入によるCO2ゼロエミッション化に加えて、有機溶剤のリサイクルによる溶剤使用量の削減にも取り組んでいきます。
東北事業所におけるNittoPhase™製造能力の増強により、今後急速に成長する核酸医薬業界をサポートし、人々の健康と安心な社会に貢献してまいります。
■ 日東電工株式会社 東北事業所
参考:
日東電工株式会社 ブランドコミュニケーション部 広報グループ