第4章 工業の世界で
今日、粘着テープが最も多く使われているのは工業の世界ですが、その魁(さきがけ)となったのが、マスキングテープです。絆創膏と電気絶縁テープで形ができあがった粘着テープは、次にマスキングテープが生産工程で重要な役割を果たし、さらにその可能性を広げていったのです。
マスキングテープ(1)
車体塗装のためにまず使われたのは、医療用テープ
粘着テープが最初に工業分野で使われたのは、自動車塗装工程でのマスキング用途です。マ
マスキングテープ(2)
支持体を布から紙に変えても、続く失敗
そこで、人々はさまざまな試行の末に、素材を医療用テープのような布ではなく、薄手の紙に
マスキングテープ(3)
合理化と効率化を願う気持ちが与えた、粘着テープの新たな使命
粘着テープ技術が急速に活発化したのは、1900年代の初め、フォードによる自動車の大
マスキングテープ(4)
日本人の肌になじみ、薄手でも強度がある和紙
日本でも、マスキングテープのもととなったのは、テープ状絆創膏でした。もともと日本で