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粘着テープの総合情報サイト Tape Museum

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粘着テープ年表

テープの歴史館

接着剤のはじまり 主なできごと 粘着テープの歴史
BC 10000~   日本の秋田を中心に、槍の石を棒につけるためアスファルトを使用
縄文遺跡の土偶に、欠損部分をアスファルトで接着した例が見られる
4000 エジプトで十進法が誕生 中国でニカワが接着剤として使われ始める
エジプトにおいて、箱、棺づくりにニカワを使用
3000 エジプト、インド、メソポタミア、黄河の4大文明が興る
粘着剤ができるまで 2700   イラク・ウル地方において、アスファルトを使い、貝殻や宝石を建物に接着(バベルの塔やノアの方舟にもアスファルトを使用したといわれる)
2280   インダス河流域で都市建設にアスファルトを使用
2055   中国の医学書に、膏薬に関する最も古い記録
2000   中国でを顔料の結合剤として使用
1650   エジプトにおいて、リンネルにゴム糊を塗った包帯状のもので密閉創傷治療をしていた
1600   エジプトにおいて、亜麻布にそら豆、大豆、乳脂、骨などを塗布し、傷口を止めるのに用いていた
625 新バビロニア王国が興る  
400 古代ギリシャ文明が栄える
334 アレクサンダーの東征はじまる
(中東から西洋に至る一大帝国の建設と文化の融合)
200 中国に漢が興る 漢の武帝の頃、弓の弦をニカワで接着
42   ギリシャにおいて、豚脂、丹鉛、薬草の汁を布あるいは皮に塗り付けた、ダイアキロン硬膏が誕生
4 キリスト誕生  
AD 593 推古天皇が即位し、聖徳太子が摂政に立つ  
610   高麗の僧、曇徴が日本にニカワをもたらす
法隆寺に玉虫厨子が納められる(玉虫の羽をで接着)
700頃   工芸品の分野で、デンプン糊である「そくい」が使われはじめる
927   「延喜式」に典薬寮の製剤として10種類もの膏薬の名が記される
1493~
1496
  コロンブスが南米から天然ゴムをヨーロッパに持ち帰る
1603 徳川家康が江戸幕府を開く 江戸時代、日本で、胡麻油などで固めた生薬を紙に塗り、貼り付け時に暖めて軟化させる膏薬が使われる
1687 ニュートンが万有引力の法則を発見  
1700~ このころヨーロッパで産業革命
1738 フランスのデュフェイが、電気に2種類あることを発見
1744 ドイツのウィンクラーが放電火花を金属線で遠距離に送ることに成功。これが電線の始まりとなる。
1752 アメリカでベンジャミン・フランクリンが高所に設けた避雷針を接地して落雷防止。これが電線実用化の最初 このころ、ドイツにおいて、豚脂に松脂と蜜蝋を加え、粘着性に富んだ松脂硬膏が発明される
1763   天然ゴムがテレビン油とエーテルに溶解することがわかる
1775 アメリカの独立戦争  
1785 フランスのクーロンがクーロンの法則を発見
1788 アメリカ合衆国憲法制定
1789 フランス革命
1800 イタリアのボルタが電池を発明
1831 ファラデーが電磁誘導の法則を発見
1835 フランスのルニョーが塩化ビニル樹脂を発明
1836     シェフィーがカレンダーロールのアメリカ特許を取得する
1839   硫黄を加えて加熱すると天然ゴムの性質が根本的に改善される重大事実の発見に基づきC.グッドイヤーが独自の加硫方法を完成。ゴム工業が発展段階に入る
1840 この夏アクリル酸が合成された  
1843   ガッタパーチャをドクター・モンゴメリーがヨーロッパへ導入
粘着テープ誕生 1844 アメリカで電信機が完成  
1845   ゴムの入った膏体をドクター・ヘンリー・デイが開発し、W. H. シカットとU.S.特許を得る。これはAdhesive Plasterと呼ばれ、日本では絆創膏と訳された
1851 ドーバー海峡に初の海底ケーブル敷設  
1860 アメリカでベルトコンベアが誕生 加硫ゴムが初めて絶縁電線に試用される
1865 アメリカ南北戦争  
この頃、アメリカで産業革命
1874   アメリカでR. W. ジョンソンとG. シーバーグがゴムに松脂、植物性充填剤を加え、初めて常温粘着性を持つサージカルテープを量産
1876 アメリカのベルが電話を発明  
1878 アメリカのエジソンが電球を発明
1880 世界初の発電所がロンドンに設立された
1884 フランスのシャルドンネが合成繊維の製造に成功
1885 ドイツのダイムラーが自動車を発明
1886 アメリカにおいて通信ケーブルが開発された R. W. ジョンソンが独立してジョンソン&ジョンソン社をつくり、病院用テープ製造を開始
1887 日本で第一号発電機が稼働  
この頃、日本で産業革命
1890 東京~横浜間で電話交換開始 ドイツの薬剤師バイヤスドルフが、樹脂酸、亜鉛華を膏体に添加して亜鉛華絆創膏を開発
この頃ジョンソン&ジョンソン社によって確立された技術が、今日の粘着テープ工業の流れを生む
1894 日清戦争  
1895   イギリスでコノリーブラザーズ社が設立され、ブラックレーテープを生産
1896   日本で初めて通信ケーブル(電話地下ケーブル)が東京・横浜間に敷設された
1897 ドイツでブラウン管発明  
1903 アメリカのライト兄弟がフライヤー号で飛行に成功
1904 日露戦争
イギリスのフレミングが2極真空管を発明
1906 アメリカでラジオ放送の実験に成功
ドイツで写真電送に成功
1908 アメリカでフォード社がT型フォードを発売
1909 ベークランドがフェノール樹脂を発明
1911 オランダのカマーリング・オンネスが金属電導を発見 竹内化学の竹内荒次郎は日本で初めてゴム絆創膏を製造
中村製作所が国産品ブラックテープを発売
1912 中華民国成立 西本銀次郎が日本ブラック製作所を創立。ブラックテープ製作の端を開く
この頃、日本電気はアメリカより家電製品などとともにテープも輸入販売していたが、その後テープなどは自社製造するようになり、「NECO(ネコ)」の商品名を冠して、広く販売された
フェノール樹脂が工業化される
1914 第一次世界大戦  
1915 アインシュタインが「一般相対性原理」発表
アメリカのアームストロングが真空管ラジオを発明
1917 ロシア革命
1918 日本のシベリア出兵 紙絆創膏と紙テープの実用新案が日進工業合資会社の権利として登録された(日本特許44766「絆創膏」芳川作次郎)。これは強靭な日本紙にゴムその他薬品よりなる粘着剤を塗布し、裏面にはパラピンを塗布した絆創膏であり、間紙(剥離ライナー)を用いることなく固く巻き取ることを可能にしたもの
1919 ヴェルサイユ条約  
1920 国際連盟成立 デトロイトで、粘着テープが塗装マスキング用として工業用途に利用された。当初はデトロイトの薬局店主が提供する絆創膏であった
この頃、テープの本格的な工業的利用がはじまった
ヨーロッパとアメリカでラジオの実験放送開始
1921 ワシントン会議 寺岡製作所が電気絶縁材料ブラックテープを製造開始
1923 関東大震災  
工業の世界で 1925 日本でラジオ放送開始 3M社のリチャード. G. ドルーが研磨紙に使うクレープ紙を研究。これを使った自動車用マスキングテープの開発に成功。3M社は自動車用マスキングテープを販売開始。これ以降、含浸処理紙を使った紙テープの開発が進められた。
1927 アメリカのユニオン カーバイド社によって塩化ビニル樹脂が工業化  
私たちの生活へ 1928 ニューヨークで最初の定期的なテレビ番組が放送開始 野村源一が日本実用新案129097(「透明紙貼着テープ」)を出願。人造絹糸原料を使って製造した透明紙の片面に、接着剤層を設けた透明紙貼着テープ。日本におけるセロハン粘着テープの歴史のはじまり。
1929 世界大恐慌  
1930 ロンドン軍縮会議 リチャード. G. ドルーがアメリカで、自動車塗装のラッカーペイント吹き付け時に使う紙粘着テープを発明(USP1760820「Adhesive Tape」)。クレープ紙などをニカワ含浸処理、グリセリン軟化、塩化ゴム表面処理により紙層を内部強化した支持体にゴム、樹脂、亜鉛華系粘着剤を塗布した粘着テープ
増山福太郎が東京・大森において紙粘着テープの製造開始。その後、1935年に東郷テープに改組
3M社のリチャード. G. ドルーが透明セロハン粘着テープを発明。この頃、3M社はサンドブラスト用粘着テープ、靴用粘着テープも発明していた
粘着ラベルストックが印刷用品としてつくられ、販売がはじまった
1931 満州事変  
ワグナーが半導体の電気伝導理論を発表
1932 満州国建国 西村専治、鈴木新太郎が日本特許104307(「伸縮自在なる紙製絆創膏製造法」)を出願。紙にラテックスまたはゴム液を塗布し乾燥後クレープがけ、生ゴム、油、樹脂貼着液を塗布した伸縮性紙絆創膏。紙に弾力、強靭性を与え、伸縮性があり曲面状に貼着容易
5.15事件
1933 アメリカでニューディール政策 井奈薫次、日進工業合資会社が日本特許116560(「セロファン」紙「セルロイド」紙その他滑澤薄材を以て絆創膏あるいは粘着「テープ」を製造する方法)を出願。セロファン紙、セルロイド紙、錫箔紙、油紙に硝化繊維素塗料、ラッカー、ザボンエナメル、セルロイド溶液などの中間塗布層を設け、ゴム質粘着剤を強固に付着させるもの
ヒットラー内閣成立
日本が国際連盟脱退
1934   この頃、日進工業、歌橋製薬所ではセロハンを生地とした「貼り付けるもの」や透明粘着テープの研究、試作、製品化を行っている
1935 アメリカのデュポン社でナイロン開発 セロハン粘着テープを日進工業で製造、大阪・鈴鹿工務店販売。藤倉工業で海軍特注品として飛行機製造用に使用
アメリカのGE社が蛍光ランプの試作に成功
1938   東郷テープ工業は同業二社を合併して日本粘着テープ工業となる。自動車・車両の塗装用、紙絆創膏、火薬包装用の紙マスキングテープを生産
1939 第二次世界大戦 リチャード. G. ドルーが再生繊維素のような耐水性の平滑なフィルムを支持体とする粘着テープを発明(USP2177627「Adhesive Sheeting」)
アメリカのデュポン社がナイロンを工業化
日本放送協会が国産テレビの実験放送に成功
1940 日独伊三国同盟  
アメリカのゴールドマークがカラーテレビを開発
1941 真珠湾攻撃、太平洋戦争はじまる リチャード. G. ドルーがクレープ紙などをゴム、樹脂により含浸処理した柔軟性紙支持体を用いた紙粘着テープの製造方法を発明(USP2236527「Adhesive Sheet and Method of Making」)
アメリカでデジタル型計算機製作
ポリエステル樹脂の特許をキャリコ・アソシエーション社が出願
1942 ミッドウェー海戦 歌橋製薬所からセロハン粘着テープを航空機塗装用マスキングテープとして海軍へ納入
デュポン社が純度99.9%のシリコン精製に成功
1943   両面粘着テープがアメリカとドイツで特許登録される
合成高分子がもたらした転機 1945 ポツダム宣言受諾
国際連合成立
長鎖アルキル基含有ポリマーが剥離剤として3M社により特許登録
1946 世界初の電子計算機ENIACがペンシルバニア大学で完成 日東電工株式会社でブラックテープの生産開始
1948 ベル研究所がトランジスタを発表  
1949 北大西洋条約(NATO)
日本で塩化ビニル樹脂の生産開始
1950 朝鮮戦争
1951   日東電工株式会社でビニル粘着テープの生産開始
1952 アメリカが水爆実験成功  
アメリカでビデオテープ登場
1953 エベレスト初登頂 米Pressure Sensitive Tape Council設立
1954   ポリエステルフィルムをデュポン社が発売
1955 東京通信工業(現ソニー)がトランジスタラジオを発売  
1958 テキサス・インスツルメント社がICを開発
1960 ソニーが初のトランジスタテレビを発売
1961 トヨタがパブリカを発売 日本粘着テープ工業会発足(会員9社)
日東電工株式会社で表面保護用粘着テープの生産開始

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