2008年〜
▶︎ CAREER. 01
挫折と上司からの助言が
キャリア転換のきっかけに。
前職では家電製品のモーターに使われる樹脂部品の開発者として、主業務である製品開発に加えて、顧客対応や量産立ち上げ、品質保証にも携わりました。事業全体を学ぶことができましたが、開発業務に集中できる環境で力を発揮したい気持ちが強くなり転職を決意。Nittoは製造や品質保証などの役割が分かれていたため、開発職としてキャリアが積めることが一番の決め手になりました。
転職後は半導体封止樹脂の開発のリーダーとしてチームマネジネントを担い、国際学会での発表も経験。念願の開発に注力できたものの、競合他社とのコンペで思ったような成果を残すことができず、初めて挫折を味わいました。そんなとき、当時の部門長より「海外でマーケティングをしてみたらどうか」と声をかけてもらったのです。これまで開発以外の仕事はイメージできていませんでしたが、元々戦略や戦術を考えることが好きだったことや、海外売上比率の高いNittoでキャリア形成をするなら一度はチャレンジしてみたいという想いで決断。それから現在に至るまでの13年間、新規事業開発とマーケティング分野を歩むきっかけになった大きな出来事でした。