Nitto グループレポート 2018
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Nitto Group Report 2018262018未来につながる「モノ」と「コト」Nittoグループは、事業と知財を融合させ、事業成果につながる知的財産戦略を推し進めてきました。ビジネスモデルまでも保護する新しい知的財産や技術提携というモノづくり以外のビジネスモデルも取り入れ、それぞれの市場スタイルに応じた知的財産活動を実践しています。このように、発明のアイデアを適切に保護し、かつ効果的に事業化することでその価値を最大限活かそうとする姿勢が認められ、クラリベイト・アナリティクス社の「Top100グローバル・イノベーター2017」に7年連続で選出されました。「特許数」「成功率」「グローバル性」「特許の影響力」の4つの評価軸のうち、他の企業・機関にどれだけ引用されたかを示す「特許の影響力」の項目で高い評価を得ました。従来、事業部のような一定の枠組みの中で研究開発、マーケティングから生産へとバトンパスが行われていました。しかし今、これまでの常識が全く通用しなかったり、 「モノ」をつくるだけでなく「コト」を起こさないと生き残れないような時代になっています。加速する社会の変化に乗り遅れないために、Nittoグループは組織の枠組みにとらわれず、社内外の技術や知識を結束させて新たなイノベーションを起こそうとしています。さらに特定の業界のみならず、さま05001,0001,5002,0002,5003,0003,5004,00020172016201520142012201320072008200920102011(公開件数)(公開年)国際特許ヨーロッパ特許台湾特許 韓国特許中国特許米国特許日本特許■Nittoグループの特許公開推移(日本および主要外国)ざまな領域に応用するマルチ出口化にも挑みます。Nittoグループが有する5つのイノベーションセンター(IC)と4か国にまたがる研究開発(R&D)拠点は、新しい価値を創造する場として活用されています。2016年3月に茨木事業所構内に開所した「inovas」には、これまでの2年間で延べ2,000人以上の訪問客があり、多くの要望やヒントをいただきました。それらを手掛かりにたくさんの種を蒔き、できるだけ多くの収穫が得られるよう大事に育てていきます。IC Network事業部R&D Networkアメリカシンガポール上海豊橋東京茨木青島事業と知財の融合コンバージェンスとマルチ出口化

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