Nittoグループレポート2017
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26Nitto Group Report 2017街の安全・安心に役立つ事業を知財で守るNittoグループは、既存事業に加え、グリーン(環境関連)・クリーン(新エネルギー)・ファイン(ライフサイエンス)の新領域でも技術やサービス・製品を事業化し市場を獲得するために、それぞれの市場スタイルに応じた最適な知的財産活動を行っています。「事業を知的財産で守る」を実践することで事業戦略の可能性を広げています。また、Nittoグループのグローバル出願比率は60%と高い水準を維持しており、事業展開に合わせて知的財産活動もグローバル化を実現しています。こうした活動が認められ、クラリベイト・アナリティクス社(旧トムソン・ロイター IP&Science)の「Top100グローバル・イノベーター2016」に6年連続で選出されました。05001,0001,5002,0002,5003,0003,5004,00020162015201420122013200620072008200920102011(公開件数)(公開年)国際特許ヨーロッパ特許台湾特許 韓国特許中国特許米国特許日本特許■Nittoグループの特許公開推移(日本および主要外国)権利活用可能な知財権を事業競争優位につなげる。市場スタイルに応じた知財戦略事業成長(事業・エリア軸)事業と知財の融合事業成果につながる知財活動Innovation for Customers事業と一体となって推進トロフィー授与式にてクラリベイト・アナリティクス社の日野様(右)と当社社長の髙﨑たとえば急速な社会の発展が治安の悪化を招くことがあります。治安維持を担う人々の要望を受け、安全・安心な街づくりのためにNittoグループの技術が、応用されています。鑑識用粘着シート JPシート従来、指紋採取は粉をかけて指紋を検出し、ゼラチンシートの粘着面に転写していました。しかし、ゼラチンシートは熱に弱く、夏場の車のボンネットなど、そのままの状態では指紋採取ができないことがありました。Nittoが開発したJPシートは耐熱性・耐水性に優れているうえ、鮮明さが増したこともあって証拠として採用できる指紋が増えました。さらに、粉を使わず直接粘着シートに転写することもできるため、OA機器などの汚れや故障の心配がありません。現場の要望から生まれたJPシートは、日本全国の警察で利用されており、鑑識捜査の効率アップに寄与しています。2017熱湯の入ったコップからでも鮮明な指紋採取が可能JPシート
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