Nittoグループレポート2017
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21Nitto Group Report 2017社会に貢献する技術・製品Nittoグループのライフサイエンス事業は、粘着技術や塗工技術、高分子合成・加工などの技術を融合することにより、1960年代後半に絆創膏用粘着シートを製造したことから始まり、医薬品の投与方法や開発に新しい道を切り拓いてきました。現在、先進国の高齢化や新興国の人口増加に伴う医療ニーズの高まりにより、医師・医療不足が問題視されています。また、これまで治療が難しいとされてきた薬の開発を切望する声も大きくなっています。Nittoグループはこのような課題の解決につながる製品・サービスを拡充させ、人々のQOL(Quality of Life:生活の質)向上に貢献します。グローバル化や急速な発展は社会にさまざまな課題をもたらしました。1918年、日本の発展を支える電気絶縁材料のメーカーとして創業したNittoは、グローバル展開により大きく飛躍を遂げながら、長年にわたり社会的課題の解決に貢献してきました。新たにグリーン(環境関連)・クリーン(新エネルギー)・ファイン(ライフサイエンス)の各領域にも注力し、社会に新しい価値を提供し続けています。人々の健康に貢献するたとえば■Nittoグループのライフサイエンス事業の変遷基幹技術●粘着技術●塗工技術●高分子合成・…加工技術核酸創薬技術サージカル…テープ経皮吸収型…テープ製剤アクティブTTS技術※Nitto PassPort® System核酸医薬受託合成治験の実行創薬医薬品の設計知財の取得ポリマー…ビーズ特集新しい価値を社会へこの章では既存の製品・サービスのほか、新製品および実用化を目指す製品・サービスも紹介しています。Nittoが注力している新領域の製品・サービス実用化を目指す製品・サービスClean2016GreenFine未来に提案!※ アクティブTTS技術:Active Transdermal Therapeutic System
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