Nittoグループレポート2017
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15Nitto Group Report 2017環境経営2016年度 環境目標達成状況Nittoグループは、2018年度までにグループ全体のCO2排出量を859,000ton/年※、Nitto(単体)におけるトルエン大気排出量を300ton/年とする中期目標を掲げました。2016年度のCO2排出量は、活動量伸長にも関わらず、事業部主体による環境課題への施策が功を奏し、875,037ton(前年比4.4%増)と前年度に比べて微増に留めることができました。また、トルエン大気排出量についても、590ton(前年比0.8%増)と前年度同等の排出量となりました。※ 『Nittoグループレポート2016』に記載した「789,000ton/年」は誤記でした。正しくは「859,000ton/年」です。環境中長期計画(〜2025年度)Nittoグループは、経営と一体化した環境活動を推進するために、社長をはじめ経営層が参加し、グリーンコミッティーでの環境ビジョン策定に向けた協議を進めています。そこで、2016年度は、CO2排出量、トルエン大気排出量に加え、新たに廃棄物の削減目標を掲げました。2025年度までに2015年度比 21%(原単位)減を目標とし、毎年前年度比3%(原単位)減を目指します。2017年度は、活動の効率性を検討し今後に活かすべく、グループ全体の廃棄物についてより詳細に分析し、実態の把握に努めます。さらにCO2排出量は、2025年度までに2013年度比6.5%減(730,000ton/年)とする目標を加え、省エネ活動や有機溶剤回収などに励みます。また、トルエン大気排出量においても、2020年度までに200ton/年とする目標を加えました。2017年度はこれら目標を達成すべく、42億円を投じて環境課題に挑みます。■環境中長期計画目標中期長期CO2排出量 805,000 ton/年 (2019年度) 730,000 ton/年 (2025年度)トルエン 大気排出量 228 ton/年 (2019年度) 200 ton/年 (2020年度) 廃棄物削減 原単位3%減 (前年度比)原単位21%減 (2025年度/2015年度比)環境リスクと機会事業活動に伴う環境リスク(下表参照)を把握し、適切な管理のもと、低減に努めています。一方で、これらの環境リスクを解決する技術や製品・サービスを提案できればビジネスチャンスを得られます。今後も持続可能な社会に向けて、課題解決のためにさまざまな提案をし、環境負荷の低減や環境保護に寄与する事業の展開を志向していきます。ESG課題②Nittoグループは、環境基本方針に「豊かな地球を次世代に」を謳います。法とその精神を遵守し、地域から地球規模まで環境に配慮した誠実な活動を通して、持続可能な社会の発展に貢献します。予想値2019年度2020年度2025年度CO2排出量(Scope 1+2)目標◎気候変動 ・地球温暖化 ・異常気象◎水危機◎資源枯渇 ・エネルギー  資源の枯渇 ・廃棄物の増加◎生物多様性の 減少 ・有害化学物質の  使用■CO2排出量目標■Nittoグループの事業活動に伴う環境リスクと機会02004006008001,00002004006008001,000CO2排出量(Scope1+2)(K ton) トルエン排出量(ton) 20122013201420162015(年度)758477722464853437838586875590CO2排出量   トルエン排出量

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