Nittoグループレポート2017
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トップメッセージ9Nitto Group Report 20172016年度における経済環境は、海外において英国のEU離脱決定、米国の大統領選挙など政治的に大きなイベントがあり、当初予想と異なる波乱の展開となりました。その後米国経済は持ち直し、また中国経済が持ちこたえたことなどもあり、年度を通じ緩やかな成長が継続しました。国内においても、年度後半にかけ海外経済の回復による輸出の増加や為替市場での円高修正が起きたことなどにより、緩やかながら景気回復が継続しました。このような経済環境のもと、主力であるオプトロニクスでは、年度前半は低迷したものの、年度後半のIT業界の生産数量回復を着実に取り込むことで収益を改善させました。インダストリアルテープでは基盤機能材料で生産性向上による収益性改善を実現しましたが、トランスポーテーション事業ではほぼ横ばいとなりました。また、ライフサイエンスでは事業ポートフォリオの変革の実現に向けた取組みを進め、核酸医薬の分野において米国での受託製造事業を大きく伸ばし、さらに長年開発を続けてきた肝硬変治療薬において、米国製薬大手と独占ライセンス契約を締結し契約一時金を受領しました。なお、平均為替レートは前年度が1米ドル=120.2円でしたが、当年度は108.9円となり、円高の影響を受けました。以上の結果、売上収益は2015年度と比較して、3.2%減(以下の比較はこれに同じ)の7,677億円となりました。また、営業利益は9.6%減の925億円、税引前当期利益は10.0%減の917億円、当期利益は22.3%減の636億円、親会社の所有者に帰属する当期利益は22.3%減の634億円となりました。■セグメント※別業績 (単位:百万円)2015年度2016年度前年同期比インダストリアルテープ売上収益基盤機能材料191,134186,18797.4%トランスポーテーション125,534124,22999.0%計316,668310,41698.0%営業利益24,88526,214105.3%オプトロニクス売上収益情報機能材料380,805352,90592.7%プリント回路51,53342,87183.2%プロセス材料23,62523,41099.1%計455,963419,18791.9%営業利益69,05850,62373.3%ライフ…サイエンス売上収益23,97644,459185.4%営業利益2,28721,357933.9%その他売上収益29,56226,03988.1%営業利益2,917-1,034−2016年度業績についてP6の「セグメント別業績」にある「全社・消去」は含まれていません。※セグメントの分類を一部変更しました。ステークホルダーの皆様へ日東電工株式会社 代表取締役 取締役社長 株主・投資家様、お客様、お取引先様、地域社会の皆様には、…日頃よりご愛顧とご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。…Nittoグループを代表して、2016年度のご報告と…2017年度以降の取組みについてお伝えします。
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