Nittoグループレポート2016
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23Nitto Group Report 2016医療事業を知財で守るNittoグループは、開発した技術やサービス・製品を事業化し市場を獲得するために、事業戦略に応じた最適な知的財産活動を行っています。例えば、「ロールトゥーパネル®」(20ページ参照)のようにビジネスモデルまで知的財産で保護するなど、新しい戦略も取り入れています。また、Nittoグループのグローバル出願比率は65%以上の高い水準で、事業展開に合わせて知的財産活動のグローバル化も進んでいます。こうした活動が認められ、トムソン・ロイター社が世界で最も革新的な企業・研究機関を選出する「Top100グローバル・イノベーター2015」に5年連続で選出されました。05001,0001,5002,0002,5003,0003,5004,00020152014201220132005200620072008200920102011(公開件数)(公開年)国際特許ヨーロッパ特許台湾特許 韓国特許中国特許米国特許日本特許■Nittoグループの特許公開推移(日本および主要外国)権利活用可能な知財権を事業競争優位につなげる。市場スタイルに応じた知財戦略事業成長(事業・エリア軸)事業と知財の融合事業成果につながる知財活動Innovation for Customers事業と一体となって推進トムソン・ロイター社の長尾様(左)からトロフィーを授与される社長の髙﨑NittoPhase®たとえば特集医療衛生材料サージカルテープフィルムドレッシング経皮吸収型 テープ製剤ぜんそく治療用局所麻酔用分子標的DDS技術による臓器線維症治療薬核酸医薬米国に創薬専業のNitto BioPharma, Inc.設立ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)は、患部に確実に薬を届ける技術です。Nittoはグループ初となる創薬の事業化に向け、DDS技術を活用し、多くの患者さんが待ち望んでおられる難病の治療薬の開発に取り組んできました。事業化の先駆けとなる肝硬変治療薬は、現在、患者様に投与して安全性と薬効を検証する段階にあり、実用化に向け着実に進捗しています。核酸医薬は、DNAやRNAの構成成分である核酸からなる医薬品です。病気の原因となる遺伝子やタンパク質に直接作用し、これまで治療が難しかったがんなどの難病への有効性が期待されています。Nittoグループは、核酸医薬合成用の高性能なポリマービーズ(固相合成用担体)NittoPhase®を開発・販売するとともに、核酸医薬の受託製造と各種サービスも提供しています。2016年1月11日、米国に創薬事業を専門とする新会社を設立しました。開発拠点もサンディエゴ市北部のライフサイエンス事業集積地に移転することを計画しており、創薬の事業化をさらに加速させます。薬キャリア標的化剤薬を運ぶ船ナビゲーターsiRNA未来に提案!FineFine2015
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