Nittoグループレポート2016
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14Nitto Group Report 2016環境経営環境経営指標の達成状況Nittoグループは、2004年度、事業活動によって創出した付加価値※1と、環境負荷※2を総合的に評価するグループ統一の環境経営指標として「環境負荷付加価値生産性」を定めました。これまで、2005年度を基準(指数:100)として2015年度までに生産性を2倍(指数:200)にすることを目標とし、取組みを行ってきました。しかしながら、創出した付加価値に対し十分な環境負荷の抑制が図れなかったことから、掲げた目標を達成できませんでした。※1売上高から材料費、外注費、エネルギーコストを引いた値※2CO2排出量をベースに、エネルギー、廃棄物、揮発性有機化合物(VOC)などを当社独自の係数を用いて換算した値環境目標の設定2015年度、さらなる環境負荷の低減と環境保護に寄与するビジネス展開を図るべく、目標の見直しを行いました。これまでも、環境経営の視点で環境負荷の削減を進めてきましたが、事業戦略との連携をさらに強化するために、環境安全委員会からメンバーを選出し、環境課題について協議するグリーンコミッティーを開催しました。見直しの結果、今後はCO2排出量およびトルエン大気排出量の削減を目標に掲げ、まず、中期計画として2018年度までにCO2排出量789,000ton/年、トルエン大気排出量25ton/月を目指し、グループをあげて環境保護に取り組みます。ESG課題②Nittoグループは、「豊かな地球を次世代に」を環境基本方針に掲げ事業活動を展開しています。法とその精神を遵守し、地域から地球規模までの環境に配慮した誠実な行動により、持続可能な社会の発展に貢献します。02004006008001,0001,2001,400020406080100120140環境負荷(1,000ton-CO2eq)(指数)2005100201420152013201020112012(年度)〈基準年〉363162201151111109119128479210262485203259101115423178221424203241431195201426202217エネルギー起因 VOC起因 廃棄物起因 その他GHG起因 指数環境負荷付加価値生産性 =2015年度付加価値 : 438,388百万円環境負荷付加価値生産性 : 0.463百万円/ton-CO2eq指数 : 128(目標値200)付加価値(百万円)環境負荷(CO2等価換算量)予想値2018年度2020年度2025年度CO2排出量(Scope 1+2)目標環境中期計画(2018年度) CO2排出量:789,000 ton/年(2015年度実績:837,894ton/年) ◎気候変動 ・地球温暖化 ・異常気象◎水危機◎資源枯渇 ・エネルギー 資源の枯渇 ・廃棄物の増加◎生物多様性の 減少 ・有害化学物質の 使用■CO2排出量目標■Nittoグループの事業活動に伴う環境リスクと機会環境リスクと機会Nittoグループは、事業活動を行う上で重要な環境リスク(下表参照)についても把握し、管理しています。これらの環境リスクへ備えることが、市場における機会の獲得にもつながると確信しています。今後も引き続き、持続可能な社会の発展に貢献すべく、環境負荷の低減や環境保護に寄与するビジネス展開を推進していきます。
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