Nittoグループレポート2016
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10Nitto Group Report 2016品や新事業創出による事業ポートフォリオの変革に挑みました。特に、中長期での成長を目指しているメディカル事業では、分子標的ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)技術を用いた肝硬変治療薬が、FDA(米国食品医薬品局)よりファスト・トラック(優先承認審査制度)の指定を受けるなど順調に進展しました。また、インダストリアルテープ事業では、「三新活動」と呼ぶ、新用途開拓、新製品開発、新需要創造の三つの「新」を掲げたマーケティング活動によって、自動車材料が北米市場を中心に成果を上げました。一方、主力のオプトロニクス業界では、スマートフォンやハードディスクドライブ市場の生産減の影響を受けました。以上の結果、2015年度の売上収益は、為替レート1ドル=120円のもと、7,930億円(前期比3.9%減)、営業利益は1,023億円(前期比4.1%減)となりました。こうした状況下、2015年度の配当金につきましては、利益配分に関する考え方に基づき、期末配当を1株につき70円、年間配当は140円と、前期比で1株あたり20円の増配とさせていただきました。また、2016年度の年間配当は、利益状況と設備投資などを総合的に勘案して、今期と同額の1株当たり140円を予定しています。Nittoグループは、2018年に創立100周年を迎えます。この記念すべき節目を越え、新たな世紀「Nitto-New Century」へ向けた事業ポートフォリオの変革を継続して行うため、2016年度を起点とする3か年の中期経営計画「Nitto-2018」を策定しました。2018年度に売上収益9,100億円、営業利益1,300億円を達成すべく、新たな挑オプトロニクス事業での高シェア維持グリーン・クリーン・ファインで新事業創出事業ポートフォリオ変革設備投資 1,900億円戦略投資 1,600億円資源投入3,500億円無・減・代の徹底継続的な構造改革2015年度2016年度2018年度7,930億円売上収益1,023億円営業利益9,100億円売上収益1,300億円営業利益7,700億円売上収益900億円営業利益創立100周年2018年に100周年を迎え、新たな世紀“Nitto-New Century”に向けての架け橋となる3年間の計画■中期経営計画Nitto-2018中期経営計画Nitto-2018

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